精神病院の長期入院の改善を訴える国家賠償請求訴訟の原告・伊藤時男さん
私は39年間、福島県内の精神科病院に入院させられていました。良くなっても退院させてくれず、養鶏場の掃除など作業を長年させられていました。夜勤の時に看護師が高齢者を引きずり回していたことがありました。入院したら、すぐに亡くなった不審死もありました。退院したいと言っても聞き入れられず、それを苦にして自殺した人もいました。精神状態が良くないという風には見えず、なんでこの人は入院したままなんだろうという人も複数いました。良くなっても退院できない人がいっぱいいます。蜘蛛の巣にかかったみたいな人がいっぱいいるんです。退院してから、私のような社会的入院の人が何万人もいると知り、長期入院をなくすために国家賠償請求訴訟を起こしました。いまも社会的入院の人は「いつか退院してやるんだ」という気構えでいれば、夢はかなえられる時が来ると思って、あきらめないで、自分の思いを実現するための行動を起こしてほしいと思います。
